SPACE DESIGN OFFICEを軸にアンティークShop/スタジオ 'SIEBEN'の運営を通して、
クリエイティブな人の輪の連鎖を作ることを目的とした集団。
デザイン、アート、食、旅などなど、私たちの楽しくも大変な舞台裏を気ままにNEWS&COLUMNにてご紹介。

NEWS & COLUMNS | TYPESEVEN

2011/10/12

コペンハーゲン最終日

3泊4日のコペンハーゲンの旅も今日で終わり。

 

昨日と打って変わって今日のコペンハーゲンは快晴。
気持ちの良い朝だ。

 

 

しかし、昨日は一日雨だったがデンマーク人がほとんど傘をささないのには驚いた。
欧州人は傘をあまりささない習慣はあるがデンマーク人は度が過ぎるている。かなり降っていても女性でもささない人の方が圧倒的に多いのだ。
☟小降りになった頃の写真で残念!

 

 

まあ、そんな話はいいとしてまず向かったのは中央駅にほど近い「ラディソンSASロイヤルホテル」。

 

 

北欧デザインを代表するデザイナーの一人、アルネ•ヤコブセンが設計に携わり、このホテルのためにデザインされたエッグチェアやスワンチェアは今でも名作の椅子として名が上がる。
残念ながら内装は改装され、当時のまま保存されているのは606号室の客室のみだが、今でもヤコブセンファンの聖地になっている。

 

 

今でこそ名建築と言われているが、計画中は非難の連続だったそうだ。しまいには彼にとって不本意な事に時計塔を付け足される始末。
つまり、時代がまだまだ彼に追いついていなかったという事だ。
彼の他の代表作にはアントチェアやセブンチェア、照明やカトラリーなど数多くの名作を世に残している。

 

 

さらに銀行にもポール•ヘニングセンの照明。これも名作。きちんとデザイン家具が地元に根付いているのを実感。

 

 
そして今日は雑貨屋巡り。
プライベートで使用しようと思い、ノルディックデザインのソルト&ペッパーミルを購入。
わたくし実は料理も結構好きなんです。

 

 

更に取引予定の店舗を数店視察後、最後のディナーへ。
今宵はミートディストリクトの中にある「Kodbyens Fiskebar•クービュンス•フィスケバー」。

 

 

食肉市場の壁や床などを残しながら、スタイリッシュなインテリアに仕上げているレストランだ。

 

 

 

さて、食事はというと見た目はとてもきれいで素敵なのだが、ひとつひとつの食材のインパクトが強すぎて味にまとまりがない。かなり個性的な味だった。

 

ちょっと気をてらった味付けに、わたしの舌にはイマイチ合わなかった。
でもこの店、コペンハーゲンでは珍しく週末は深夜3時までやっているようなので2軒目使いにはインテリアもかっこよく、ワインやカクテルはおいしいので問題なし。

 

 

 

コペンハーゲンの最後の夕暮れの中ホテルへもどる。
今回の2週間の旅は内容も濃く、とても有意義なものになった。
弊社の買い付けの旅は普通のアンティーク屋とはちょっと違うかもしれない。
見るもの、宿泊するホテルやレストランのインテリア、味にはすごく拘る。
街の中のリサーチには各都市最低でも2日は費やす。
観光地はほとんど行かない。

理由は弊社の主体となっているインテリアデザインの仕事において常に新鮮で、新しい情報をクライアントに提供し続けたいからだ。
将来的にはいつかホテルのデザインもしたいと考えている。
その為に常に準備をしているつもりだ。
世界には素晴らしいデザインが溢れている。
それに触れ合う事でセンスを磨き、少しでもこれからの日本の為に貢献できればと考えている。

と言いながらも早く東京帰って寿司食いたい。

 

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2011/10/10

デザインとおとぎの国、デンマークへ

ロンドンに別れを告げ次に向かうは、今回の旅の最終目的地、北欧デンマーク•コペンハーゲン。

北欧の冬は寒く、長くて暗い。
そんな物悲しい冬を快適に楽しく暮らすため、伝統的にインテリアにこだわりを持つ北欧の人々。
ヤコブセン、ウェグナーなど、巨匠と言われるデザイナーの家具が1950年代に量産化され、一般家庭にもデザイン家具が急速に普及したことも、そのセンスがさらに磨かれる理由になった。
いわゆる家具としての北欧デザインの歴史は他のヨーロッパ諸国の歴史に比べるとまだまだ浅いが、親から受け継いだデザイン家具やインテリアセンスを活かしながら、その受け継いだ家具に色を塗り重ねリメイクしたり、椅子の張地を変えて部屋のアクセントにしたり、それぞれのライフスタイルに合わせて家具と共に暮らしている。
そんな家族にまつわるストーリーが感じられるのが北欧家具の素晴らしいところだ。
そんなストーリーに直に触れてみたくデニッシュデザインの国デンマーク•コペンハーゲンに降り立った。

大小400以上の島々からなるデンマーク。ここコペンハーゲンも多数の運河がある港町。運河沿いには中世から建つカラフルな石造りの建物がならび、一階はカフェやレストランになっている。どの店も可愛い店構え。特に看板が面白い!

街の中には普通にポール•ヘニングセンのHP5ランプ。
古い建築とも違和感なくマッチング。

初日はホテルへチェックインを済ませ、足早に向かったのはアンティークマーケット。
翌日はアンティークディーラー周り。

こんなゴミだめのような中に掘り出し物が眠っていたりする。

磁器のタイルが埋め込まれたテーブル。こういうデザインがデンマークらしくてかわいい。

結局、60年代の花瓶や照明を数点購入。
買い付けが終わる18時前には
ほとんどの店が閉まるので、早めのディナーに向かう。
初日の夜はコペンハーゲン版ミート•ディストリクトのオシャレ地区にある「Pate Pate」。
内装にあまりお金をかけていないが随所にセンスの良さが感じられる。

ワインボトルにキャンドル。
しかも手書きのナンバリング。
こういう、なんてことないセンスが大事なんだよなあ。

ヨーロッパ全般にそうだが、キャンドルを灯す飲食店は多い。その中でも特にデンマークは多く感じた。ロンドンやパリのような大都市と違い薄暗い空の存在が大きいぶん、沢山の温かいキャンドルの演出が、寒い外を行き交う人々に店に入りたくなる気持ちにさせる。
キャンドルの光りの中での食事。天井に照明はなく、最小限の白熱球のみ。かなりイイ雰囲気だ。

さて、肝心の食事。北欧ときたらやっぱりサーモン。
脂ののったスモークサーモンは薄くスライスされた中に歯ごたえがあってウマい。
日本で食べる薄いサーモンでウマいと思ったことは無かったが、旬でもあるが、やはり本場は違うということ?

メインは牛の背中の肉のグリル。これもうまかった。
日本のガイドブックや、雑誌には一切載ってないのでオススメ。
デンマーク、数日過ごしたが、食事はなかなかやるぞという印象。素材がいいこともあるが、フュージョンやガストロノミック料理も流行っている。

お腹も満腹になり、ワインでももう一杯といきたいところだかが、ホテルに帰って仕事仕事‥。
出張中は毎日メールで送られてくるスタッフからの日報や進行中のプロジェクトの返事で毎日夜と早朝は仕事の時間。
だから意外にもホテルに戻る時間は早いのだ‥。
でも夜の楽しみが少ないコペンハーゲンにはちょうどいい。
さてホテルへ戻ろう!

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2011/10/09

The Zetter Townhouse

メインの買い付けを終えてロンドンへ戻る。

今日から2泊はイーストロンドンに近い「The Zetter Townhouse」。

全13部屋の小さなホテル。
向かいにある「The Zetter Hotel」が軽快でモダンなホテルだとしたら、こちらはボヘミアンな雰囲気を感じさせるホテルだ。

まず大きな特徴は、フロントの変わりにBARでチェックイン。
そこから、まるで知人の家にでも招かれたような錯覚におちいる。
だからカウンターもなく☟のようにスタッフの人が後ろ向きでチェックインの手続中。

しかも、チェックインした当日は結婚パーティーが行われている真っ最中。
その中で違和感満載なチェックイン。
まさにホテルのテーマである「エキセントリックな親戚宅」のホームパーティーにでも紛れ込んだよう。

さて、客室の方はというと全て違うインテリアになっている。
実際に宿泊した部屋は4号室の「タウンハウスクラブ」。ユニオンジャックで飾られた天蓋付きのベッドがある。
まさしくVerry English!!で楽しい部屋だった。

夜ホテルへ戻るとBAR(ロビー)がお客で大賑わい。思わず楽しくなり部屋に帰る前にハウスカクテルを一杯。

6月22日に、とある酔って盛り上がった女性がリクエストして偶然出来たバーボンとアップルジュースのカクテル「22nd July」。そんなストーリーもこんなホテルにはピッタリ。

こんなホテルが日本にもあったらいいのに…。
そんな毎度の事を考えながら眠りについた夜だった。

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2011/10/01

Saint Pancrass Renaissance Hotel

さて、海外に行くといつも拘って選ぶホテル。今回の最初のホテル「Saint Pancrass Renaissance Hotel」。


鉄道旅行がラグジュアリーな娯楽だったビィクトリア時代、ロンドンの各主要駅には豪華なホテルが併設されていた。セントパンクラス駅の旧グランドホテルもそのひとつ。
長年閉鎖されていたが、今年の五月に多額の資金を投じ、新ホテルとして生まれ変わった。

名匠ギルバート•スコット卿によるビィクトリアン•ゴシックの装飾のオリジナルを忠実に再現。その中にモダンデザインを取り入れて現代的な印象も受ける。

なんといっても、かつて車寄せだったところがロビーになり、旧切符売り場がレストラン&バーに様変わり。
天井も高く空間のスケール感に圧倒される。

さすがイギリス。
新旧のバランス感にはいつも脱帽させられる。

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イギリス買付の旅

九月の慌ただしさをすり抜けるようにして、二週間の買付の旅に向った。

さて、今回はどんな素晴らしいものに出会えるのだろう。

期待を膨らませ最初の目的地ロンドンに到着。

今回は最後にデンマークに立ち寄る事もあり、コペンハーゲン経由でロンドン入り。
ホテルに着いたころには夜の9時をまわっていた。

時間が遅いということもあり、食事はホテルのBARですますことに。

今回の最初のホテルは古い駅をリノベーションしたという「Saint Pancrass Renaissance Hotel」。

その中にあるレストラン&バーが「Booking Office」だ。
旧切符売り場(日本でいうみどりの窓口?!)がバーに変貌した。

最初のシチュエーションとしては申し分ない。

さて、ロンドンスタウトでものんで明日に備えることにするか。

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2011/04/20

彩りのある暮らし

アントワープに訪れたもうひとつの理由は、とあるタイルブランドとの

ミーティングが目的だった。

出会いは4年前。インテリア雑誌の特集がきっかけだ。

 

空間は色や質感のある素材を用いることで、より立体的になり、奥行き感を増す。

それにも関わらず、最近の日本の住まいは構造やディテールがすべて白や無機質

なコンクリートの箱ばかり。

デザイナーズマンション、デザイナーズオフィスなんて表現でオシャレと勘違いし

ている消費者がどれだけ多いことか。

 

色や質感のある素材を用いることは、そんなに難しいことなのだろうか?

アンティーク家具やビンテージ家具も同じ意味合いである。

 

そしてこのタイルに魅せられたわたしは、パリ、ロンドンのショールームに

幾度となく足を運こび、現物に触れてきた。

しまいには原産地であるモロッコにまで。職人がひとつひとつ手作りで作る

現場を見たことで、このタイルの絶妙な風合いの理由を知った。

 

仕事では自分の設計する物件で提案をし続けたが、いつも納期や金額の面

でうまくまとまらず、涙をのむこととなる。

 

しかし今回、店舗での提案で多いに喜んでくれるクライアントと出会うことが

出来た。そのためのミーティング。

 

竣工は6月末。訪れる人がより楽しい時間が過ごせるお店にしたい。

 

 

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2011/04/19

Milano Salone 2011

今回のサローネ、ユーロルーチェも開催してたし、面白い物もたくさんあった。

色々収穫があったぞ。

もちろん私の視点からですが。

 

今後のTYPE SEVEN / SIEBEN にご期待下さい。

 

今年はイタリアからコンテナ1本くらい出したいね。

 

 

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UK ☞ Milano

一週間のイギリス滞在を経て、ミラノへ向かった。

 

イタリア共和制を愛国者ガルバルディが始めて150周年。

生活の質の向上、インテリアの世界一を目指し今年50周年を迎える「ミラノサローネ」。

そんな節目がつづくイタリアのインテリアデザインの祭典を訪れるためだ。

 

毎年とはなかなかいかないが、一年おきぐらいで行くようにはしている。

何故ミラノのはデザインの中心と言われるようになったのか?

ただ単にデザイナーがいっぱいいるだけではない。目先だけにとらわれない

エネルギーやこだわり、何かを突き動かそうとするパワーがみなぎっていることが

ひとつの理由かもしれない。

 

 

開催前日にミラノIN。

浮ついた街の空気を感じながら、まずは街のショップをリーサーチしに向かった。

 

 

どこへ行ってもアパレルショップのリサーチはかかさないようにしている。

そこには日本にない今の「熱」があるからだ。

まずはモンテナポレオーネ、スピーガ、ドゥオモ周辺をチェック。

 

 

さすが。どのブランドも頑張ってる。

ただモンテナポレオーネですらお金をかけずアイデアで勝負している印象だ。

アートワーク力が高いヨーロッパのセンスの良さを感じた。

 

 

 

途中10・corsocomoに立ち寄る。世界的なセレクトショップ。

 

 

 

さらっと店内を眺め、昨年亡くなったアレクサンダー・マックイーンのパーティーバック

や小物、キーホルダーに目を奪われた。彼無き今、引継いだ人間が見事な仕事をしている。

 

その後、始めて行く屋上へ。

ここには何度足を運んだか分からないが、ルーフガーデンがあるのは気づかなかった。

いつかはうちの会社の小さな屋上もこんな気持ちのいい空間にしたい。

 

 

 

 

 

そこにあった、プランターに目が止まった。

 

 

 

 

素晴らしいね。感動すらあった。

日本人もこういう物を受け入れられるぐらいの経験とセンスの底上げをしていかないと

いけない。

今、日本にとって大事なことは常にレベルの高いデザインやセンスに触れ続けることだと思う。

 

10・corsocomoを出て、通りを歩いていると閉店間際のメンズのお店。

今度はウインドウの演出に驚いた。

 

 

 

ホント面白い。

日本人には出来ない演出、それをお店のスタッフがこなしちゃうのがすごい。

このセンス見習いたい。

 

このウインドウの演出を大変気に入った僕は

のちにブルーの花柄のジャケットを買う事となった・・。

 

 

 

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2011/04/04

買付初日 in UK

イギリスに到着。
恒例のビンテージ家具、アンティーク家具の買付が目的。
初日は新しい取引先のSTUDIOを巡り、アーティスト系のバイイングをした。

買付した商品の一部だが、Siebenのマスコットボーイも狙える面々が揃った。
なかなか面白い。


ヒストリーや詳細はまた後日語るとして。
乞うご期待。

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2011/03/28

The Waterhouse at South Bund @ 上海

上海2日目のホテルはここ。

ケチり過ぎたかあ。廃墟みたいなホテルを選んでしまった‥。

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というのはウソ‥。

「The Waterhouse at South Bund」。

外灘の南の黄浦紅沿いに建つデザインホテルで2010年にできた新しいホテル。

最近「FRAME」や「DHD」などの洋雑誌に頻繁に出てたので、気になっていた。

シンガポールのNew Magestic Hotelも手がけたLoh Lik Pengと上海をベースにしたデザ

イナー、Lyndon NeriとRossana Huのコラボレーションによるものだそうだ。

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ご覧のとおり、廃ビルをリノベーションしたホテル。今回の出張に同行した弊社スタッ

フ達も衝撃を受けていた。

こういうコンセプト、デザインのホテルが日本にもっと出来れば面白いと思うし、

土壌は十分あると思う。前日に泊まったホテルが優等生としたらこっちは不良。

そういうホテルが日本にもっと必要だと思う。小さくても、荒削りでもいいんです。

もっと楽しいホテルが日本にもほしい。

サービスはというと、部屋の使い勝手は正直あまりよくない。トイレ、バルルームはガ

ラス張りでまる見え。

欲しい所にミネラルウオーターが無かったり、ミラーが無かったり、細かい所は見た目と同じ荒削り。

トータルで考えて、いつも泊まるなら前日の「les suites orient」が断然良い。

でも、こういう爆弾的なホテルがカルチャーシーンを変えて、新しい物を生み出す

エネルギーになっていくに違いない。

そしてこのようなホテルが受け入れられ始めている上海は、これからますます目が離せない。

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