六本木の一等地に建つマンション最上階。
東京タワーが美しい眺望の
メゾネット・ペントハウスのリノベーションの設計をさせて頂きました。

 

今回の施主様は実際にそこに住まわれる方ではなく、
マンション全体のオーナー会社様。
長い間借り手がなく空いてしまっている貸し物件を
もっと機能面やデザイン性をあげてなんとか借り手がつくようにしたいと
いうご依頼でした。

 

マンション自体が新しいこともあり、
残念ながらご予算は少なく、
使えるものはなるべく使って最低限の工事に押さえ
どなたにも受け入れ易いデザインであること。「スタイリッシュなアーバンライフを愉しむ」をコンセプトに
費用対効果の高いプランを提案させて頂きました。その一部をご紹介します。

 

◆問題点
・全体的に高級感、デザイン性に欠ける:高い家賃・六本木・ペントハウスに削ぐわない。
・リビングダイニングが細長く段差や大きなスライドドアなどで小分けになっており使い勝手が悪い
・天井高約5M、ガラス張りの部屋、眺望はいいが日中が暑い。

 

【テラス】
玄関入ってすぐの広いテラス、眺望もよく一番の見せ場です。
ただ作り込むには、賃貸の方にとっては費用的に大きな負担。
日中は日当り良すぎて暑く、外に出る場合はオーニングは必需品になります。

 

R▼▼▼
植栽を置いて、ベルギー製のデザイン性の高いアウトドアの家具を
設置しました。こちらオーニング付きで、
オーニングはワンステップで折りたたむ事が可能な便利なものを選定。
これで休日は友人をよんでBBQなんかもできそうですね。

 

 

【リビング・ダイニング】
リビングダイニングは全体的に縦に長い細長い作り。
奥には天高約5mある全面窓ガラスになっている部屋があります。
ただ部屋が狭いにも関わらず奥の吹抜け部分には2段の段差、
他にもこげ茶色の大きな仕切りがあったりと
部屋が小分けになっており使い勝手が悪い。
日中は日差しが強い為、オフィス用の安価な白い金物のブラインドが備えつかられていました。

 

 R▼▼▼
段差や仕切りを無くし、そのことにより開放感がうまれ、住まわれる方によってどちらにリビングソファ、ダイニングにでもできるようTV用のジャックも増やしました。
大きな躯体柱や、壁にブリックを貼り、素材感を出すことにより空間にリズムを出しました。
既存オフィス用のブラインドを外し、
落ち着いた雰囲気の茶色いウッドブラインド(電動)に変更し高級感を出しました。

 

 

 

 

【水回り】
デザインで一番差がつくのは水回りです。
ただ水回りは一番費用がかかる所でもあります。
使えるものは生かしながら、全体的な印象を変わるようにしました。
1Fトイレ:【既存】照度が低く、天板、壁、床も茶色づくめだったこともあり、全体的に暗い印象。
 
【R▼▼▼】既存の四角いミラーを大きな丸形(内照式)に変更。
ストック部分はそのまま利用し天板のみ白いコーリアンに。
壁はデザイン的なアクセントと水汚れが付き添うな部分のみ薄いグレーの色付きの壁紙に変更。
結果、軽やかさでモダンな印象のトイレになりました。

 

2F洗面所:プライベート空間に近い水回りは
顔を洗うことを考えると高さが低くかったので全体的に50mmあげ使い易くしました。
全てただの白壁紙の壁も1面のみタイルに変更。
水栓は壁から持ち出しのタイプに、洗面台、タオルバーもそれに合うデザインに変更したことによって
全体的に地味だった洗面所もシンプル且つ、清潔感を感じるスタイリッシュな印象に変わりました。

 

 

▲2階洗面所
 

▲1Fトイレ
 

竣工後、早速借り手が見つかったそうです。
既に今はどたなたかをお住まいになり、
素敵なアーバンライフを愉しんでいられることでしょう。