SPACE DESIGN OFFICEを軸にアンティークShop/スタジオ 'SIEBEN'の運営を通して、
クリエイティブな人の輪の連鎖を作ることを目的とした集団。
デザイン、アート、食、旅などなど、私たちの楽しくも大変な舞台裏を気ままにNEWS&COLUMNにてご紹介。

NEWS & COLUMNS | TYPESEVEN

2015/04/20

山形・寒河江 複合SHOP GEAオープン②

セレクトショップのGEA1は2014年11月にプレオープン。
その後2棟目のライフスタイルショップGEA(以後GEA2)の設計がスタート。当初は倉庫として利用されていた。
ハンドトリップで丁寧に淹れられた1杯のコーヒー、朝採りの野菜と地元の食材を使った美味しいご飯。
こだわりぬいてつくりあげたプロダクト、ものをつくる人と買う人がつながり、地域をつなぐ新しい社交場の創造がテーマ。
                                                     寒河江の新しいソーシャルコミュニティスペース。
                                                     いつも誰かとつながれて、いつも新しい発見があるような街にひらかれたリビング・ダイニング・キッチンのような存在を目指した。
                                                     GEA2は1と違い、3年後の本格的な改装が念頭にあり、ローコストでまとめることが最大のミッション。
インテリアは既に佐藤繊維さんが社内で保有していたアンティークを多用しながらも、シンプルな特注ディスプレイ什器を取り入れることで陳列の効率をカバー。古材を含め、木素材を多用したことで、ナチュラルな空気感が居心地の良さに繋がった。もともと持つインダストリーな空間と相反するリビングのような居心地の良さが混在一体化したことで、他には無い空間として生まれ変わったと思う。

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山形・寒河江 複合SHOP GEAオープン①

糸づくりはもちろん、オリジナルのアパレルブランドも世界へ展開する佐藤繊維。
山形県寒河江市を本拠地にある約60年前の石蔵2棟を複合SHOPにリノベーションするプロジェクトが4月17日グランドオープンを迎えた。

 

 

構想から約2年。始まりは創業家4代目の佐藤正樹社長の夢からだった。
「地方には、行きたい店や地方の人が満足できるショップが少ない。ここでしかない味わえない場所を作ることが、地元の人の満足のみならず、日本中や世界からも足を運んでもらえることにもつながる。山形のさまざまな財産(食、自然、文化)を紹介し、都心にあるものだけを追いかけるのではなく、独自のものを発信する複合施設をつくりたい」という、熱い思いからだった。

 

まず、1棟目のセレクトショップGEA(以後GEA1)を手掛けるに当たり、現場を一目見て注目したのがやはり剥き出しの大谷石の壁だった。何十年ものあいだ、糸づくりの工場を守り続けたてきた大谷石の表情は他を圧倒する存在感だった。

 

 

その長い歴史を受け止めながら、これから始まる新しい歴史の狭間でどう未来へアプローチするかと考えた時、ガラスで包み込むというアイデアがひらめいた。今までの歴史を一度ガラスで覆い、ガラス越しに見える大谷石や新しい造作物の光や影の反射が新たな挑戦への証にしたかった。

壁面に点在する小さな開口は存在感を消す為にフレームレスの窓を設置。外壁際にフラットに取り付け、更にミラーガラスにすることで外の風景を石蔵自体に取り込んだ。そうすることで古い建築の中に新しさを感じさせるきっかけを作りたかった。
2Fは佐藤社長の判断で天窓を取り入れ、時の移ろいが感じられる空間になった。光と影。そこにガラスの”箱”を配置し絶妙な”違和感”と”緊張感”が空間のアクセントとなってくれた。

 

 

メインフロアの1Fの什器は最後の最後まで悩んだ。佐藤繊維が始めるセレクトショップの”意味”を考えた。
どこにでもあるような什器にはしたくなかった。そこで原点に立ち返り、紡績機を什器にするアイデアを思いついた。社長に相談し即合致。倉庫に眠っていた古い紡績機を見た瞬間全てが決着した。興奮と同時に安堵したのを覚えている。

 

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