先日Columnでも概要を説明した佐藤繊維さんの東京OFFICE、SHOPが完成し、

昨日(26日)に無事レセプションも終え、本日OPEN致しました。

 

1F : notre escalier(SHOP)
B1F : notre escalier(SHOP)
2F : OFFICE
3F : SHOWROOM(紡績・アパレル)
4F : SHOWROOM(アパレル)

 

渋谷の東に位置する5階建ての中古ビル一棟のフルリノベーションが今回のプロジェクト。

去年末から始まり、4代目になる佐藤社長とコツコツ打合わせを重ね進めてきました。

前回の代官山店を踏襲し、

SHOP名になっている「notre escalier:フランス語で‘私たちの階段’」という意を

さらに進化させ、建物全体「Torra della scala」、「階段の塔」という

ビル名そのものが今回のコンセプトになりました。

常に前進し、高みを目指していく意思と決心の表れ。私はこのコンセプトをそう解釈し、

社長の熱い意思に応えられるよう、覚悟を決めて望みました。

打合せは佐藤社長と、私たちTYPESEVENのアイデアの掛け合いで進んでいきました。

共にフランスに行ってアンティークの買付をしたことあるだけあり、

多くの言葉は必要としません。

もちろん色々難関に立ち止まる事もあり、

時間もかけてきましたがライブのようにどんどん進んでいった印象です。

 

1FにはOFFICEとSHOPのエントランス。

SHOPは全面ガラス張りに縦の格子のバランスが、気持ちいい感じになりました。

OFFICEエントランス部分の白黒の市松タイルはフランスのアンティーク。

佐藤社長が自らフランスから購入し山形の倉庫に寝かせたいた代物。

そして以前共に買付けたアンティークのレリーフ格子を

両方に使用することで韻を踏んでいます。

TYPE SEVEN/タイプセブン

 

1FのSHOPは、アンティークの家具やドア、フローリング、タイルでまとめています。

ランダムに突出した緑のタイル柱が迷路感を出すイメージ。

入口のディスプレイテーブルの天板や柱のタイルは、ベルギーのメーカーから弊社が直接輸入したもの。

元々はモロッコで作られた表面に表情があるタイルです。

店内いたるところにあるユニークなランプはフランス在住の日本人アーティストの方に製作して頂いた特注品。

店内奥にはB1Fにつながる螺旋階段は

イギリスのアルバートミュージアムからインスピレーションを受け、

進化したいったデザインの手摺が特徴的です。

 

TYPESEVEN/タイプセブン

 

そのB1Fにはフランスから購入してきた100年程前の螺旋階段。

2段のステップにもアンティークの石タイルを使用。

ドライエリアにはあえて目線を高くした植栽を植え込み、

ピンクの間接照明でカワイサ&怪しげな雰囲気を演出。

 

TYPESEVEN/タイプセブン

 

店内の奥には屋根裏部屋をイメージした、Lounge area。

アーティストの谷村氏にお願いをして壁画を描いてもらいました。

ペンダントランプは今年ミラノサローネで見つけたmoooiの新作。

実はこのランプ、内部にはファンがついていてシーリングファンの役割もします。

地下で湿気の多いこの部屋にとって最適なものを発見。

見つけたときは、「このプロジェクトのために作られたのでは?」と思ったほど。

ちなみに床材はベルサイユ宮殿で200年前に使用されていたパーケット。かなりの希少品。

 

TYPESEVEN/タイプセブン

 

1Fに戻り、OFFICEのエントランス。

こちらは打って変わり、アンティークの市松タイルに、白天井と壁、

カラーガラスやデザイン的なサインの組合せで落着きのある

シンプルモダンな印象に仕上げました。

奥に見える階段の吹き抜けには全長15mになるオリジナルペンダントランプを配置。

 

TYPESEVEN/タイプセブン

 

ランダムに吊り下げられた様々な形状のペンダントランプ、電球に佐藤繊維の原点でもある

糸や編み込まれたニットを巻き付け、このビルの顔ともいうべき存在感に。

さすが拘り抜いて作られた糸たち。素晴らしいものができたと思います。

TYPESEVEN/タイプセブン

TYPESEVEN/タイプセブン

 

各階にテーマを決め、色合いがグラデーションになり違う見え方になっています。

 

TYPESEVEN/タイプセブン

 

2FはOFFICEスペース。

営業と、企画の方達がここで仕事をします。

弊社TYPESEVENからのオープン祝いでハンギングタイプのプランター&植栽をプレゼント。

ロンドンで見つけて気に入ってしまったプランターです。

 

TYPESEVEN/タイプセブン

TYPESEVEN/タイプセブン

 

3Fは紡績とアパレルのショールーム。

紡績用の空間は糸サンプルがキレイに生えるようシンプルに白で統一。

ダークカラー(アパレル)とでコントラストをつけました。

アパレル側には躯体をぶち抜いてアイアンの階段を取付けました。

途中まではモルタルを打った階段。実はアイアンの階段は空中に浮いているんです。

 

TYPESEVEN/タイプセブン

 

写真では分かりづらいですが間仕切のアイアンフレームのドアも拘って製作。

 

TYPESEVEN/タイプセブン

 

4Fはアパレルのショールーム。

シンプルな空間に天井の照明が映えます。

実は白と躯体色の塗り分けのバランスもこの空間では生きているんです。

TYPESEVEN/タイプセブン

 

正直大変な事はたくさんありました。

でも佐藤社長と仕事ができたこの半年は刺激的でかけがえのないものになりました。

お互い刺激を受け合い、セッション出来た事は今後の糧になっていくと思います。

佐藤社長を始め、佐藤繊維のスタッフの皆様、その他協力頂いたアーティストの皆様、

そして施工業者さんの方々、本当に有り難うございました。

一般の方は一部のスペースしか見れないと思いますが、

ご興味ある方は是非足をお運び下さい。

商品も糸から拘った素敵なデザインのものばかりです。

 

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notre escalier(ノートレ エスキャリエ)

東京都渋谷区東2-1-11
TORRE DELLA SCALA(TDSビル)1F,B1F

www.notre-escapist.jp/

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Photo:KOZO TAKAYAMA(TANK)

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