石川県金沢市で設計を進めていた案件の引渡しを終え、金沢21世紀美術館に立ち寄った。

 

 

開館10周年記念展『レアンドロ・エルリッヒーありきたりの?』

が目的だ。

 

レアンドロ・エルリッヒー/LEANDRO ERLICH:アルゼンチン/ブエノスアイレス生まれ

彼の作品を初めて見たのは2008年のシャネルモバイルアート展での「LA PLAZA」。

真っ暗な部屋の足下にある水たまりの展示。その水たまりに反射して映る人々の暮らしぶりを見ると言った作品であった。とても日常的である水たまり。その水たまりを通して、つまり媒介して間接的に見る人々の暮らしぶりはとても切なく何だかドラマチックであり、その”視点”に感銘した。

 

彼の作品で最も有名であり、この美術館の常設作品でもある「スイミング・プール」。

上からと水底の両方から、お互いの姿が水中で揺らぐように見えるプールは体験型アートで純粋におもしろい。

 

 

 

同氏その他の作品。

 

《Single Cloud Collection》 2012

 

《階段》 2005

 

《Le Cabinet du Psychanalyste, Fundación Proa, Buenos Aires, Argentina》 2005

 

ちなみにモバイルアートでもあった水たまりの《サイドウォーク》 2007年も展示されています。

 

彼の「日常生活の中で見ているものの、機能性を裏返すあるいは消去させてしまうこと。

現実に対しての合理的な見方と非合理な見方が同時に表れる」知覚や認識は興味深い。

8月31日まで開催されていますのでまだの方は是非。